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東山画伯の紹介

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東山画伯物語少年期

大正2年
父浩介と兄国三と共に
(中央:東山魁夷)
1921年中学1年生

東山魁夷は、明治の終わりに近い頃、横浜市海岸通で東山浩介の次男として生まれました。

3歳の時に東山家は神戸に移住し、のんびりとした自然の中で彼は育ちます。

楽天家で、ほとんど感情だけで生活している父と、悲しみを理性で抑えているような母との極端に異質の2人には、相当深刻な問題があり、彼は小学校へ入ったばかりの頃から、人間の間にある愛憎と、又その業ともいうべきものの姿を見、大人になったら偉い人になって母親を楽にさせてあげたいと思うようになります。

中学生の頃にはすでに人を愛することの喜びと苦しみをはげしく味わう人間になっていました。

そんな時、いつも彼を慰めてくれたのは神戸をめぐる自然です。絵を描くことが好きだった彼にとって救いとなったのは絵に対する精進への道でした。

中学卒業を前に画家になることを決心し、反対する父親をしぶしぶと承知させ、美術学校(現在の東京芸術大学日本画科)へ入学しました。

『東山魁夷 自然のなかの喜び』(講談社刊)