エコアイランドなおしま
 
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Vol.2 2002年10月号
 みなさん、こんにちは!
「ワークショップ通信」第1号は、お読みいただけましたか? 今号では、9月17日に行われた「島の元気を育むセミナー」と、第1回ワークショップの様子をお届けします。
「環境の島・なおしま」の魅力を高めるために、セミナーではどんなお話があったのか、ワークショップではメンバーはどんなアイディアを発表したのか?
 今号も読みどころ満載です!!

「島の元気を育む」セミナー開催!
直島の魅力を高めるための検討テーマ案出揃う!!

「島の元気を育む」 長嶋 俊介先生

 9月17日に「島の元気を育む」という題で、奈良女子大学の長嶋俊介先生に講演をしていただきました。会場となった直島町総合福祉センター 劇場ホールには、なんと126人もの町民のみなさんが集まりました。

 まずは・・・長嶋先生ってどんな方なのでしょうか? 佐渡島出身で、世界108カ国、2480の島を回って、島の研究をされています。ご趣味は写真撮影とトライアスロンだそうです。
 それでは、先生のお話を紹介します。




[熱心に話を聴く
町民のみなさん]
1.島が元気になるために

 環境への負荷が少ない生活を心掛け、豊かな自然を守ることが大切です。そうすれば未来の世紀に向かってどんどん皆が栄えていくことができる。これがエコタウン構想、エコアイランド構想のねらいです。いくつかのポイントを挙げてみました。

(1) 環境への負担を少なく
 島の自然を守るには、廃棄物の処理や、私たち一人ひとりが家庭から出るゴミや排水の処理をきちんとすることが大切。買い物についても以下のポイントを頭に入れておくと、無駄なお金も使わなくてすみます。

  • 環境に悪いものは買わない。必要なものしか買わない。
  • 自分が買ったものには責任を持ち、長持ちするようにしたり、再利用したりして工夫する。
  • 自分が必要なくなっても地域のほかの方に使ってもらえないか考える。
  • 捨てるときもできるだけ環境への影響が少ないように心掛ける。
  • 再生品のグリーン購入を心掛ける。
(2) 島に住む人も外から来る人も気持ちいい島に
 海や島には癒しの力があります。特に海水は人間の体液と同じような成分であり、海に浸かることにより安らぎが得られます。また山のてっぺんから海の中まで様々な景色を楽しむことができます。
 島に住む人は島の自然を再認識し、島外から来た人には島の自然を味わっていただきましょう。


(3) 無人島を資源にしよう
 無人島には限りない可能性があります。例えば島おこしの例では・・・。
  • 海藻を用いての塩作り
    昔ながらの海藻を用いた塩作りで、健康な塩を作る。
  • 無人島での親子キャンプ
    米と調味料だけを持っていき、ほかの食料は現地で調達。普段の生活にはないおいしい料理や仲間作りができる。
  • 無人島クルージング
    無人島を探検しながら、その島の歴史などを学んでいく。
(4) 豊かな感性を持とう
 珊瑚礁を美しいと感じた子供はそれからは海を汚しません。
 健康な自然は人間の生存の基本中の基本です。レイチェル・カーソンという女性科学者は農薬の毒性を明らかにしました。被害を受けている動植物の心の叫びを聞いて。彼女は自然のすばらしさ、自然に共感できる心はどんな科学的知識よりも大事なのだというメッセージを残しました。そのような「自然を感じる心〜センスオブワンダー」を身につけましょう。

(5) 自然を大切に
 自然再生のために何をしないといけないのでしょうか。自然には生物的生産者(植物)と生物的消費者(動物)、そして一番大事なのは生物的分解者(バクテリア、細菌)がいます。分解者があって初めて循環が成り立つのです。だから生物的分解者がいるところが豊かな自然です。それをどう作っていくかです。

2.直島が元気になるヒント

 では直島の資源は何でしょうか?

  • 天領であったことから芸能芸術が豊か
  • 廃棄物を無害化する先端技術
  • 養殖ハマチや海苔の漁業
  • 無人島の存在
 これらを用いての直島の元気を育むためにいろいろなヒントを紹介します。

  • 直島だけではなく、豊島や小豆島も入れたネットワークで考えていきましょう。
  • 周りにたくさんの海を持っている香川県の特性を活かしての地域作りをしたらいい。
  • 環境マネジメントが大切。地域のことは地域で責任を持つ。問題点があれば、まず自分たちでできることをやってみよう。
  • 企業は地域に関わりながら地域に力をつけていく。自然体験学習などのNPO活動も一緒にやっていく。
  • これからは島の住民が主役。みんなで島を盛り立て、行政と企業、NPOがそれをサポートする体制を作っていきましょう。

 いかがでしたか?直島の元気を育むヒントがいろいろみつかったでしょうか?

第1回ワークショップ


続いてのワークショップでは、まず前回のおさらいとして、直島の特徴を整理します。

【直島の特徴】
  • 大企業がある
  • 体育館などが充実
  • 若い人が少ない
  • 道が狭く、案内標識が少ない。買い物が不便
  • 食べるところが少ない
  • 岡山でも高松でも行ける
  • 芸術、文化が豊か
  • 景観がよい
  • 道路にゴミが少ない
  • うどん、魚がおいしい
  • 人間関係が密接
  • 新しいもの好き
 以上をふまえて、次に「直島の魅力を高めるためにはどうしたらよいか?」という前回の宿題を2グループに分かれてまとめました。
 前回同様、小さい紙に、「これをやってみたらどうかしら・・・」ということを書いていきます。 なかには宿題をやってきていない人も・・・。汗をかきかき、皆に励まされながら、その場で一生懸命考えて、紙に書きました。
 次にグループ内でお互いに発表して、似たものを何点かにしぼります。時間がなくてちょっぴりあせりながら、まとめていきます。
 グループの意見がまとまったら、参加者全体でみんなの意見を共有します。


[熱のこもった発表が続出!]
発表内容は・・・
  • 直島百景を描いているのでHPなどを通じて、もっと多くの人に直島に来てもらう
  • 観光客のために島八十八カ所巡りや名所の案内板を作る
  • 信号のそばの休耕田に花を植える
  • 直島にきたら和太鼓が打てるとアピールする
  • 車の運転ができるお年寄りや子供たちがガイドしたらどうか。
  • 道路にはゴミは少ないけど花壇や畑に多いので、ゴミを拾う
  • 夏休みに都会の子供をホームステイさせる
  • 地域通貨でマイバッグ運動やボランティア活動を推進


[長嶋先生も熱く応える!]
 これらの意見に対して、特別参加の長嶋先生からもアドバイスが。
  • 休耕田の利用ということならビオトープを作ったらどうか
  • ある町では仲間作りがその町の花を植える運動や鯉の放流運動につながった
  • 自称ガイドになり、名刺も作ってしまってガイドをする
  • 地域通貨は環境、福祉、教育などいろんな活動を全部つなぐものとして活用できる
  • 地元のおいしい魚を食べられる店を作ろう (直島の魅力を外にアピールするにはうってつけ)


[シールで投票。1人4票]
 以上の意見について、みんなで何をやりたいか、投票を行いました。一人が4票(4点)ということで、4つのシールを持って、やってみたいことに投票しました。
 投票の結果、下記のようなテーマが上位にあがりました。今後、この中からいくつか選んで、ワークショップで具体的に話し合っていきます。
  • 直島の環境の質(魅力)を高める
  • 環境(観光)マップ作りとガイドの育成
  • 本物を食べさせる場づくり
  • 子供たちの体験の場づくり
  • マイバッグ運動等の環境配慮行動の実践
となりました。
 みなさんはどう思いますか?
 次はこの中から実際取り組むことを決め、具体的な行動に移すための計画づくりをしていきます。
 次回のワークショップは10月24日の夜、行われます。
 町民のみなさんも、どしどしご意見をお寄せください!


●セミナー参加者の感想から●
  • 自分が訪れて、すばらしいと思った所を考えてみると、どんなことをすれば良いかが解ってきます。例えば、スポーツクラブの交流試合などでは、グランドの清掃をしてからゲストを迎える教育が必要ではないかと思いますし、自分も地道に行ってゆきたいと思います。

  • 町民一人一人が良い環境の島にしたいと思っていると思う。町民を巻き込んで活動する(計画)誘発剤が欲しい。経済的に恵まれているが精神面が貧しい。直島の自然に負けない人間関係(人間づくり)をみんなで考えていきたい。「なおしまワークショップ」の立ち上げに期待と協力をしたい。

  • 具体的に、なおかつ分かりやすく説明して欲しい。(エコタウンソフト事業について)。今私達が何をすればいいのかを具体的に。そのためにも、学習する場をもっと増やす必要があるのでは。共通理解が必要。

  • みんなの協力で元気な島にしよう。

  • 100年に1度あるかないか解らない程大きなこのチャンスを最大に生かしたい。もっともっと各層、各個人が議論をする。全国はもとより世界に向けてアピールしていく。21世紀は地球環境の時代。この美しい直島を世界のモデルにしていく。急がねばならない。




 
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