更新日:2005/5/25


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■特集

座談会「香川県政を語る」
座談会の様子
【座談会参加者】
 塚本   修
        (議長)
 鎌田 守恭
        (総務委員長)
 平木   享
        (環境建設委員長)
 名和 基延
        (文教厚生委員長)
 水本 勝規
        (経済委員長)

議長と常任委員会の各委員長が、
平成17年度の課題、取り組みを語りました。
(塚本議長)
塚本議長
▲塚本議長
 昨年は、何度となく台風災害に見舞われ、多くの方々が大変な被害に遭われました。自然災害が比較的少ないと考えられていた本県におきましても、改めて、自然の脅威を再認識させられました。防災体制の一層の充実を図るなど、県民の方々の命や財産を守るために、議会としましても全力で取り組まなければならないと感じております。
 また、今年は、3月に新しい丸亀市が誕生したのをはじめ、来年3月にかけて、多くの市町合併が予定されております。本県が大きく変化していく中、新しい時代にふさわしい県政を築いていかなければなりません。
 本日は、新しく常任委員会の委員長となった皆さんに、今後の県政の課題や抱負についてお話を伺いたいと思います。

(鎌田総務委員長)
鎌田総務委員長
▲鎌田総務委員長
 総務委員会の当面する課題としては、まず、国の三位一体改革の動向を注視しながら、行財政改革を一層推進していくことが挙げられます。とりわけ、財政構造の改革は、昨年秋に策定された財政再建方策の初年度に当たることから、真に実効ある取り組みが求められています。
 また、昨年の集中豪雨や高潮被害の教訓を踏まえ、今世紀前半にも起こると予想される南海地震などの大規模な災害に対する総合的な危機管理対策が強く求められています。
 さらに、県民が安心して暮らせるよう犯罪の発生の抑止や振り込め詐欺対策、交通事故の総合的な抑止対策の推進も求められています。
 そのほか市町合併の進展を踏まえた新たな地域づくりへの支援、道州制の検討、公共交通機関の利用促進など交通政策の拡充、県税の徴収確保、国民保護法制への対応などの課題が挙げられます。

(平木環境建設委員長)
平木環境建設委員長
▲平木環境建設委員長
 環境建設委員会では、先ほど議長からもお話がありましたが、昨年の台風災害を受け、県民が安心して暮らせるような県土づくりが一番の課題と考えます。
 さらに、私たちの身近なみどりやきれいな水環境の保全、循環型社会の構築、安定した水資源の確保、厳しい県財政の中で、活力ある県土を支えるための基盤づくりをどう進めていくかなど、たくさんの課題を抱えていますが、これらの課題に対し、活発な議論が行えるよう委員会運営に取り組みたいと思っています。

(名和文教厚生委員長)
名和文教厚生委員長
▲名和文教厚生委員長
 現在、本県においては、これまでに経験したことのない少子高齢社会を迎えようとしています。そうした中で、県民が活き活きと健康に暮らせる環境づくり、増加する児童虐待や配偶者からの暴力への対策、さらに食の安全性の確保、広域的な感染症対策など、新たな健康課題が出現しています。
 教育では、子ども達の学力低下への対策や、子ども達が目標を持って活き活きと生きていく力をつける「豊かな心を育む教育」の充実が求められています。さらには、幼児教育や障害児教育についても新たな課題に対応していくために議論をしていかなければなりません。

(水本経済委員長)
水本経済委員長
▲水本経済委員長
 昨年は、サンポート高松のオープンやニューレオマワールドの再開などで、入込み観光客数が800万人を突破しました。この賑わいを一過性に終わらせることなく持続的に発展させることが大事だと考えています。
 さらに、新規産業の創出、海外進出企業への支援、県産品のブランド化、パブリックアートや地魚を利活用した観光振興、若年者や高齢者の雇用対策など経済の活性化のために力を注ぎ、景気の回復感が県民の皆さまに実感されるよう努力してまいりたいと考えています。
 また、農業者や漁業者の経営の安定と担い手の確保、耕作放棄地の対策など、農水産業の振興に、お百姓さんや漁師さんの思いで努力していきたいと思います。

(塚本議長)
 今、皆さんから、県政が抱える課題についてお話がありました。議会として、これらの多くの課題に一つ一つ真剣に取り組む必要があると感じます。
 次に、こうした課題の中でも、今年度、特に取り組んでいきたいことについてお話を伺いたいと思います。

(鎌田総務委員長)
 本年度は、このたび策定された「新世紀基本構想後期事業計画」の初年度でもあります。財政再建を進めながら、同時に、県勢発展のための各種の施策を展開していかなければならないという、困難かつ重要な局面を迎えています。そのため、先に述べた種々の課題に関して議論を深め、県民の皆さまの声を県政に反映できるよう努めたいと思います。

(平木環境建設委員長)
 やはり、災害対策に積極的に取り組みたいと思います。河川やダムの堆積土砂など、すぐにでも対策が必要なもの、河川改修など対策に数年の日時を要するもの、洪水調節用ダムの整備などの十年を超える息の長い対策が必要なものと、様々な施策を組み合わせ、災害に強い県土づくりを目指します。
 また、本年2月に京都議定書が発効されました。今後、本県においても、地球温暖化防止のための具体的な対応を一層進める必要があります。県自らどのように取り組み、また、県民や事業者にどう働きかけるのか、委員会での議論を深めたいと思っています。

(名和文教厚生委員長)
 先程述べた健康に関する諸課題はいずれも喫緊の課題です。そこで、厳しい財政状況を踏まえながら、県民がともに「ささえあい、安心して暮らせる社会」の実現に向けて、時代の変化に的確に対応した施策展開を行なっていきます。
 また、子ども達の「確かな学力」の向上に向けて、学校での教科指導の工夫や、教員の配置、教材の充実など指導体制の強化が図られるよう議論していくとともに、先般議決されました教育基本計画に沿った施策が着実に展開できているか、随時点検していきたいと思っています。

(水本経済委員長)
 持続ある発展のためには、各種コンベンションやコンサートなどの開催、企業誘致、おもてなしの心を育て県民あげての観光振興なども重要です。
 また、食の安全、安心の確保、地産地消や食育の推進、循環型農業や環境に配慮した漁業など農漁村が持つ多面的機能にも着目した施策にも取り組む必要があります。
 さらに、「香川」のイメージアップを図り、情報発信を積極的に行うことも大切だと思います。

(塚本議長)
 昨年、知事から財政再建方策が打ち出され、様々な事業の延期や見直しが提案されました。議会としましては、厳しい財政状況を踏まえながらも、県民の皆さまの生活を守り、活力ある香川県を創っていくため、長期的な視野に立ち、必要な政策はしっかりと提案していかなければならないと考えております。
 また、地方分権が進展していく中で、地方議会のあり方も検討していく必要があります。そのため、例年にも増して、幅広い観点から活発な議論を繰り広げていかなければならないと思っています。本日は、ありがとうございました。