更新日:2004/1/25

トップ>特集

■特集
   
●香川県政を語る -会派座談会- ・・・2月定例会を前にして・・・
 
白井 昌幸(議長)

組橋 啓輔(自民党議員会)

綾田 福雄(自民党議員会)

栗田 隆義(自民党議員会)

藤本 哲夫(社民党・県民連合)

猿渡 孝次(公明党議員会)
   
県議会の各会派代表の皆さんが、2月定例会を前にして、県政に対する取り組みを語りました。
   
 
〈白井議長〉 昨年は、四国横断自動車道の高松市内区間が整備され、県内の高速道路はすべて開通した記念すべき年となった。一方、春には、一昨年のさぬき市に続き、東かがわ市が合併により誕生するなど、本県を取り巻く社会環境も大きく変わろうとしている。また、秋には、生涯スポーツの祭典である全国スポーツ・レクリエーション祭「スポレク香川2003」が、本県で開催された。そして、我々も、昨年は、統一地方選挙が行われ、45名の新しいメンバーで、スタートしている。地方議会の真価が問われている中、本日は、新年度事業の骨格が決まる2月定例会を前にして、各会派代表の皆さんにお話を伺いたい。
 
〈組橋議員〉 昨年来、国と地方財政の三位一体改革が論じられているが、真に地方分権を確立するためには、国から地方への税財源の移譲をはじめ、地方自らもスリムで足腰の強い体にしておく必要がある。次に、厳しい経済情勢が続く中、明るい話題としては、今春、サンポート高松の主要な施設やニューレオマワールドのオープンが予定されており、経済波及効果が期待される。我々も、地元経済の活性化に向け、最大限の取り組みをしていきたい。
 
〈藤本議員〉 財政が厳しいということで、福祉が削られ県政本来の役目が切り捨てられている。真鍋知事に対する不信が増幅し、百万県民の生活不安は大きくなる一方である。人事面でも、天下り部長が3名、次長が3名、また教育長も天下りであり、地方分権を目指す上で大きな弊害となっている。地元採用職員の活用が求められている。官僚的な行政を県民の視点から見た県政に転換しなければならない。
 
〈猿渡議員〉 今年の香川県は、「観光振興」、キーワードは「交流の拡大」である。県財政の厳しい中、行財政改革の推進は、当然必要だが、この春に、サンポート高松のグランドオープン、秋には、全国豊かな海づくり大会などのイベントがある。香川の潜在的な魅力を、全国に、全世界に情報発信できる最大のチャンスである。「住んでよし、訪れてよしのまちづくり」に向けて、県民の皆様とともに取り組んでいきたい。

※…全国豊かな海づくり大会= 水産資源の維持培養と海の環境保全に対する意識を高め、水産業に対する認識を深めるための国民的行事
 
〈白井議長〉 次に、県政は今、様々な重要課題が山積しており、これらの早急な取り組みが待たれるが。
 
〈綾田議員〉 今年は全国規模のイベントも多く、最近のうどんブームに加えて、香川を全国へPRする絶好の機会なので、県あげて頑張っていきたい。観光に不可欠な空路については、私も精力的に台湾のチャーター便の誘致などを働きかけてきた。高松空港の路線を取り巻く環境は大変厳しいが、今後も、重点的に取り組んでいく。また、青少年の健全育成は、本県の未来を担う人材育成という観点で極めて重要である。我々も、青少年の豊かな人間性や社会性が育まれるよう一生懸命取り組む。
 
〈藤本議員〉 デフレ不況で、一家の大黒柱が失業すると生活の糧を得ることができない。雇用対策が県政の重要課題になっている。経済が落ち込み犯罪が増え、県民の生活不安にどう応えるかも問われている。今、ややもすると弱肉強食の時代になっているが、福祉県政の確立が求められている。一人ひとりが大切にされる県政をつくるために、全力で頑張っていく。
 
〈栗田議員〉 昨年9月に豊島廃棄物の本格処理が開始されたが、この問題は、これまでの社会経済システムへの警鐘だと言える。今後は、豊島問題を教訓に、廃棄物の発生抑制、再使用、再生利用を推進し、循環型社会を構築するよう積極的に取り組む必要がある。また、安全で安心して暮らせる社会を創ることが強く求められている。最近、治安が悪化しているが、警察の粘り強い取締りと合わせて、県民一人ひとりが家庭や地域ぐるみで、犯罪や交通事故の加害者にも被害者にもならないような運動を進めることが重要だ。
 
〈猿渡議員〉 県財政の大変厳しい中で、三位一体の改革をはじめ、市町の合併問題や景気・雇用対策などを通して、より効率的な実効性のある行財政改革の取り組みが求められている。県民の視点に立てば、県全般の「税金のムダ使い」を無くし、さらには、県政全般の情報公開・透明性・説明責任を高めていく必要がある。今後も、「信頼の県政」実現に力を合わせて、取り組んでいく。
 
〈組橋議員〉 食については、これまで以上に消費者重視の視点が不可欠であることから、食の安全・安心を確保するとともに、地域で採れた新鮮でおいしい物を地域で消費する地産地消運動や、優れた農林水産物の県内外へのPRを推進する必要がある。また、畜産農家と耕種農家の連携による循環型農業の推進や、香川型農業を支える担い手の育成、集落営農の推進、鳥獣による農産物被害対策、ため池など土地改良施設の整備・保全など、きめ細かな対策が必要だ。

※…香川型農業=流通の変化に対応した販売戦略の展開などにより、香川県ならではの高能率で付加価値の高い、魅力とやりがいのある農業
 
〈白井議長〉 今、皆さんからのお話を伺い、議会としても、豊かで住みやすい郷土香川の実現に向けて、さらに努力しなければとの思いを新たにした。そのためには、議会が県民の声を十分に県政に反映することが重要である。今後も、真摯な議論を活発に行い、実りある成果が得られるよう頑張っていきたい。また、開かれた議会を目指して、今年度から、議会広報誌を独立した形で発行している。今後は、あらゆる機会をとらえて、県民の皆さんに議会情報を提供したい。本日は、熱心なご議論ありがとうございました。