更新日:2003/4/25

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■特集
   
●香川県政を語る -会派座談会-
 
真部 善美(議長)

大喜多 治(自民党議員会)

尾崎 道広(自民党議員会)

砂川  保(社民党・県民連合)

冨田 博昭(公明・かがわみらい)
   
・3月18日に、香川県議会の各会派代表の皆さんが集まり、県政に寄せる熱い想いが語られました。
   
  〈真部議長〉昨年は、完全失業率が過去最悪となるなど雇用問題や、全国を揺るがした食の安全・安心の問題などにより、大変な年となりました。また、丸亀市本島の火災や南海地震の被害想定の公表で、危機管理の重要性を痛感させられた年でもありました。一方、地方の時代の先進県として、さぬき市に続く東かがわ市の誕生など、県政を取り巻く環境は大きく変革しようとしています。このような時代に必要なのは、とりわけ活力。そのためにまず、議会が元気でなければなりません。本日は、このようなことを踏まえ、香川県政について、各会派代表の皆さんにお話しを伺います。
  〈大喜多議員〉自民党議員会として、経済の活性化と雇用対策への取り組みを強く要請しています。私は中でも、将来を担うべき若い人達の働く場の確保を図っていくことこそが、本県発展のために欠かせないものであり、あらゆる効果的な手法を用いて取り組むべきだと考えています。企業の誘致や、新規・成長産業の創出・支援、観光振興対策も重要ですね。
  〈砂川議員〉物質的に豊かになって逆に心が貧しくなっています。これまでの競争社会から、21世紀は心の豊かさが実感できるような人間回復の社会づくりが重要です。互いに支え合う「うるおい」のある地域社会を目指すとともに、本県の穏やかな自然環境を生かし、心癒やされる文化やおもてなしの心で、価値ある香川県にしていかねばなりません。
  〈冨田議員〉長引く厳しい経済情勢の下、行政が果たすべき役割を十分認識し、県民に開かれた県政運営が求められています。また、議会も議会全般にわたる経費削減や制度改革を行う必要があると考えています。そして、「香川らしさ」を鮮明に打ち出すとともに、ハードからソフトへの転換期間として、夢と希望の持てる21世紀の県土建設にみんなで取り組まねばなりません。
  〈真部議長〉次に、県政の重要課題についてご意見はどうですか。
  〈尾崎議員〉健全な財政構造への転換は緊急の課題です。大胆な行財政改革を断行しつつ、多方面にわたる課題に取り組み、香川の将来を切り開いていかなければなりません。地方分権の名のもとに地方受難の時代ともなっている観があり、真の地方分権を実現するためには、自主財源の確保が不可欠です。そのため、我が党でも、税源移譲・自主財源の研究チームで検討しています。
  〈砂川議員〉今、青少年の健全育成が問われていますが、地域が子供たちを育み、成長させるということから、「隣の子を叱れる県になろう」というようなキャンペーンを提唱しています。また、小中学校の学校給食を中心に、地産地消や「スローフード運動」の取り組みが重要です。さらに、安全と安心のまちづくりを推進し、他に誇れる県土づくり、地域づくりをしなければなりません。

※・・・スローフード運動=地域に根ざした伝統的な食材など品質の良いものをゆっくり食べようとする運動
  〈大喜多議員〉昨年1年間の刑法犯事件は戦後最悪の件数で、極めて深刻な状況にあります。本県では検挙に占める少年の割合が多く、県警では4月から少年課を新設します。私は、現場の警察官が学校や地元自治会などと連携を図り、地域に密着した活動をすることが最も重要だと考えていますが、県民のための力強い警察を目指すよう積極的に働きかけていきます。
  〈冨田議員〉21世紀に、環境問題は避けて通れない重要課題です。県では、二酸化炭素削減のため、太陽光発電の導入により、2010年には、他の新エネルギーとあわせ、県内電力需要の3%をまかないたいと考えていますが、我が会派も積極的に支援します。また、医療関係では、「女性専用外来」が、県立病院において早期に開設できるよう取り組みたいと考えています。
  〈尾崎議員〉豊島廃棄物の処理が長年の懸案でしたが、8月には本格的な施設の稼働と処理が開始します。処理には多額の経費を要しますが、県と県議会が一体となった要望が実を結び、特別措置法案によって県としての負担も相当軽減されるものと期待しています。また、太陽光発電や風力発電などの新エネルギーの活用にも官民一体となって取り組む必要があります。
  〈真部議長〉お話しからも本県は大きく変革を遂げようとしており、さまざまな課題を抱えていることがわかりました。活力ある香川県、住みやすいまちづくりを実現するためには、議会がまずその力を発揮するとともに、地域住民の方々の意見を十分吸収して、誰にでもわかる議会運営をしなければなりません。議会広報なども、わかりやすくということを最重点に刷新しようとしています。今後とも、県民の視点に立った議会運営の必要性を強く感じるところです。本日は、熱心なご議論ありがとうございました。